紅茶の辞典

あ行

  • アッサムダージリンと並んでインド紅茶の中で有名なのがアッサム。しかし、ダージリンとは対極的な味をしています。香りを楽しむダージリンは、ストレートで飲むのに向いていますが、味を楽しむアッサムは非常にコクがあり、ストレートではなく、ミルクティーにするとフルボディと言われる甘く濃厚な味が引き立ちます。柔らかい香りもともない、イギリス人に長く愛されている本格的ミルクティーが楽しめます。
  • アフタヌーンティーアフタヌーンティーという言葉はご存知な方も多いでしょう。ただし、正確な意味はよくわからない、というのが実態だろうと思います。アフタヌーンティーという言葉からは、なんとなく午後に飲む紅茶だろうな、という予想はつきます。「午後の紅茶」は、メーカーのブランドにもなっていますので、「午後」と「紅茶」がなんとなく必然的な結びつきをもっていることは察しがつきますね。
    イギリスでは、18世紀以降、貴族の婦人が主催し、自宅のサロン等で、アフタヌーンティーパーティーが盛んに行われるようになっていきました。19世紀になり、ガス灯が普及するようになって、朝食と夕食までの間(昼食はなかった)があくようになり、19世紀中頃にベッドフォード公爵夫人アンナ・マリアが、夕食までの空腹を補うために、午後5時頃に紅茶とバターつきのパンを食べる間食をすすめたのが、アフタヌーンティーの起源とされています。
    また、当時(1)ティーは正しく淹れること。(2)ティーセッティングは優雅であること。(3)ティーフーズは豪華であること。という紅茶文化の基本とされる「ヴィクトリアン・ティー」の伝統がつくられていきました。
    その後、ジョージV世の王妃であるクイーン・メアリーが、午後4時に午後のお茶会を開くようになり、現在まで受け継がれています。
  • アフタヌーンティー(カジュアル)親しい友と一緒に気軽に楽しむティーパーティーに似合うお茶です。
  • アフタヌーンティー(フォーマル)お客様をお迎えするエレガントなティーパーティーに似合うお茶です。特別なお茶(スペシャルティー)で香りを楽しむストレートティーががおすすめです。
  • アフターディナーティー夕食後のくつろぎの時間に楽しむお茶です。
  • アーリーモーニングティー起き抜けにベッドサイドで楽しむ目覚ましのためのお茶。しっかり濃く出る紅茶でミルクティーがおすすめ。
  • アールグレイ茶葉の中には、レモン、アップル、ピーチなど華やかな果実の匂いを漂わせるものがあり、女の人に人気があります。 通常の茶葉に人工的に香りをつけた着香茶をフレーバードティーと言います。 に有名なのは、地中海産の蜜柑系であるベルガモットの香りをつけたアールグレイ。アールグレイは知っていてもベルガモットについては知らない人もいることでしょう。
    ベルガモットティーと言わず、アールグレイというのは、当時の英国外相であったグレイ伯爵(アール)が愛飲していたことが始まりと言われています。
  • イレブンジィス午前中の仕事の合間に一息入れる紅茶ですが午後もお楽しみください。飲みやすさを基本としたお茶でストレート、ミルクはお好みにより。
  • インド紅茶インドは名実ともに紅茶王国として知られています。紅茶最大の生産地であるとともに、最大の消費地でもあります。産地としては、ダージリン、アッサム、ニルギリ、シッキム、テライ、ドアーズなど、インド各地で特徴のある紅茶が生産されています。
    輸出用として生産されているダージリン等の高級茶は、日本でも馴染みの深い紅茶です。インドでは日常的に紅茶が飲まれていますが、煮込んでミルクを入れる作り方である、チャイが一般的で、インド人の生活に欠かせない飲み物になっています。
  • ウバセイロンティーの中で世界三大銘茶に数えられているウバ。インド紅茶と明らかに異なる刺激的な香りと爽快な味を持っています。
    パンジェンシーと言われる刺激的な香りと爽快な味は、英国でも珍重され、オークションでも高値がつけられています。
  • オレンジ・ペコーオーソドックス製法で作る紅茶の仕分けの工程で、篩を上下に運動させてサイズごとに分類する際にできる細長い形状の葉。7~12mm程度のものを指します。語源は、中国の白茶の一種である白毫(パイハウ)が英語化する際になまってペコーと呼ばれ、紅茶の葉がオレンジであるため、オレンジ・ペコーとなりました。
  • オークション紅茶は産地により収穫されたお茶を市場でセリにかけます。これをオークションと呼んでいます。
    スリランカではコロンボ、インドではコルカタ(カルカッタ)、ガウハーティ(ゴーハチ)の他 シルギリ、クーノール、コインバトル、コーチンにもありケニヤのモンバサ、インドネシアのジャカルタ でも競市会場があります。かってはロンドンにもあったのですが、20世紀の終わりになくなりました。
    通常各産地から集められた茶は夫々のロット・等級に応じてサンプルが取られ世界各地のバイヤー に送られます。バイヤーではティテスターと呼ばれる紅茶鑑定士が茶の品質評価に基き落札価格 を市場登録者を通じて提示して、オークション会場で落札します。
    インドではeオークションが2008年10月より計画されており、成功すれば画期的になる予定です。 茶はオークション以外にも茶園での直接取引(プライベートセール)、青田買い、バイヤーとの間接 取引等でも取引されています。
  • オータムナルインド紅茶のダージリンにおける4番摘みのことを指します。1年のうちの最期の乾季である10月~11月の数週間だけ訪れるシーズン。香りは弱くなりますが、渋みが強くと水色は濃くなります。

か行

  • キャンディキャンディは昔のスリランカの首都近辺の茶産地です。
    旧王宮とか世界でも由緒あるお寺として有名な仏歯寺とかペラデニア植物園があり、スリランカ観光の中心地です。 中でも1866年ジェームス・テーラーがルーラコンデラに初めて茶園を作り、 これがスリランカ茶業発展の原動力になりました。
    標高はあまり高くありませんが、全般に中級の茶産地です。 最近は、フレーバーが少ない関係上アールグレーの基本茶として使用されることが多くなってきています。
  • キーマンキーマンは、ダージリン、ウバとともに、三大銘茶に数えられ、ひときわ高貴な味わいという形容がふさわしい銘茶。 蜜に蘭の花の香りを忍ばせたと形容される独特な香り、甘みを持つ柔らかなコク味で深い真紅色。好きな人ならば、一度飲めばやみつきになる味といえるでしょう。中国特有の品質区分で分けられ、超特級、特級、一級、二級、三級というように分類され、高い品質のものはエリザベス女王も愛飲している高級茶です。
  • クオリティーシーズン年間でもっとも高品質な生葉(なまは)が採れる時期を指します。紅茶の生葉を栽培している茶園は、亜熱帯から熱帯にかけての地域にあり、地域ごとに雨季と乾季があります。
    高品質の茶葉は、雨季の後に訪れる乾季に、充分な日光を浴び、成分が蓄積されている状態の時に採れます。香り、味、水色とも良質なものができますが、特に、雨季と乾季の降水量の差が激しい亜熱帯地域や、熱帯の中でも、標高の高い地域の茶葉は、クオリティーシーズンがはっきりしています。
    ダージリンやアッサムなどの、5~6月に採れるセカンドフラッシュは、高級茶を生産するクオリティーシーズンとして有名です。
  • ケニア紅茶の新興国の中でも代表的な産地の一つがケニアです。ヨーロッパからの運送時間も短く、イギリスではブレンド・ティーやティーバッグ用として大量に輸入されています。
    生産されているほとんどがアッサム種で、CTC製法によって作られています。フレッシュな香りとマイルドでな味で、渋みが少なく、特にあざやかなオレンジ色で英国でも人気の紅茶ですが、近年日本人の嗜好にも合うことがわかり、輸入量が増えています。
  • 硬水硬水は、水の成分にカルシウム分、マグネシウム分が多い水を指します。日本では硬度180度以上の水を硬水と言いますが、国によって硬水の定義は決まっていません。
    紅茶は硬水で入れると、香みや渋みがぼやけ、水色が濃くなります。イギリスや、中近東などは硬水ですので、渋みの強い紅茶もやわらぎ、アクの強い茶葉が好まれています  日本は軟水ですので、渋すぎるお茶には向いていないでしょう。
  • 紅茶鑑定士紅茶鑑定士は、紅茶の品質評価であるティーテイステイングと、紅茶の品質を一定に保つためのティーブレンディングを行うことのできる紅茶業のエキスパート。さらに、新しいブランドを作るティーブレンディングも行います。
    紅茶の品質評価は、オークションに出品し販売するための産地のテイスティングと、オークションで購入するため消費地のテイスティングは方向性が異なります。特に消費地のテイスティングは、一つの産地だけではなく、世界中の茶葉の特徴と、年ごとの品質、市場価格を熟知している必要があります。
    ブレンディングは、シーズンごとに変動する茶の品質を、配分させることで一定に保つために必要が技術です。さらに、多くの産地の茶葉を組み合わせ、オリジナルのブレンディングをして、新しいブランドを開発します。
  • 神戸紅茶 紅茶専門店、ケーキショップ、ベーカリーショップ、異人館…。神戸は、世界に開けた港として古くから外国との交流を盛んに行い、華々しい文化を発展させてきました。この国際都市神戸で、紅茶文化は優雅さの象徴となり「紅茶の消費量が日本一の街になりました。
    神戸紅茶株式会社は、紅茶の取扱いを始めて80年以上の歴史を持つ紅茶製造販売会社です。平成5年に自社ブランド「神戸紅茶」シリーズの販売を開始しました。日本の紅茶市場をリードする街、神戸から紅茶ファンの皆様へ香り高い紅茶をお届けしています。
  • KOBE TEA CHARTKOBE TEA CHARTは、1925年の創業以来、幅広く紅茶業を営む神戸紅茶株式会社の紅茶鑑定士によって各紅茶の品質を分かりやすくチャートにしたものです。
    多様な紅茶の種類を、味、水色、芳香のそれぞれ7段階に評価し、紅茶の特徴を視覚的に把握しやすくしています。
    味は、コクの強さ・渋みの強さ、水色は、水色の濃さ・水色の明るさ、芳香は、甘い・華やか・モルティ(発酵した)の3芳香の強さで評価しています。
  • ゴールデンリングゴールデンリングとは、ティーカップに入れた紅茶液の表面の淵に浮かんで見える金色の輪のことを指します。
  • ゴールデン・ルールズゴールデン・ルールズとは、長年、イギリスで育まれたおいしくポット抽出式の紅茶を飲むためのルールです。日本では、日本紅茶協会が日本のライフスタイルや、水質、品質を考慮して、ゴールデン・ルールズを定めています。
    ゴールデン・ルールズの5カ条

    1. 良い茶葉を使うこと。
    2. フタのついたティーポットを使うこと。
    3. 茶葉の分量はティースプーンで正確に計ること。
    4. 水道の蛇口から汲み出した新鮮な水を、ヤカンで完全に沸騰させること。
    5. ティーポットの中で茶葉を充分に蒸らすこと。

さ行

  • 三大銘茶世界中で生産される紅茶で、特に銘茶として名高い3つの紅茶である、インドのダージリン、中国のキーマン、スリランカのウバの極上品を指します。ただし、特に大英帝国の絶頂期であった、19世紀末から20世紀初頭、ヴィクトリア王朝後期からエドワード王朝にバイヤーやイギリスの紅茶通の間で評判となった紅茶であり、以降さらに多くの産地で紅茶が作られているため現在では少し事情が異なっています。  三大銘茶は、それぞれ異なる性格が強く現れ、紅茶ファンの好みも分かれます。
  • CTC製法CTCとは、Crush(破壊)、Tear(引き裂く)、Curl(粒状に丸めて整形)の頭文字をとったもので、これら3つの機能を一台の機械で処理します。CTC機を使うと出来上がりは粒状の荒茶が出来上がります。
    従来は、揉捻機の後に使われ、酸化発酵、熱風乾燥を経て荒茶が作れていましたが、最近ではローターバン機と併用され、揉切から酸化発酵終了まで約1時間程度で出来上がります。
    現在、インドのアッサム、ドアーズで両地域で普及したCTC製法は、ダージリンを除いた全インド、インドネシア、スリランカ中・低地、東アフリカ等、全地域に広がっています。
  • ジャワティージャワティーは、紅茶の中でもすっきりした味で、一時日本でもブームになりました。
    ジャワは戦前は、インド、セイロンに次ぐ、第3番目の輸出国でしたが、戦時中に茶産業が荒廃し、さらにオランダとの独立戦争で茶園の復興が遅れました。戦後は徐々に復活し、現在にいたります。産地は火山島であるジャワ島西部にある標高1,500m以上の高原に茶園が連なっています。
  • ジャンピングジャンピングとは、ポットの中の茶葉に、お湯を入れた際、熱対流現象によって茶葉が上下にジャンプするように動くこと。ジャンピングが起こることによって、ポットの中の茶葉が開き、紅茶の成分が充分に抽出されます。
    ジャンピングを起こすためには、水の中にたくさんの酸素が入っている方がよく、そのために、ヤカンに蛇口から勢いよく水を注ぎます。さらに水が沸騰した時点で、お湯の表面にボコボコと泡立つ状態になったら、ポットにお湯を勢いよく注ぐのがコツです。
    もし、ミネラル・ウォーターを使う場合は、しっかり振って空気を入れておきましょう。
  • セイロン ミディアム・グロウンスリランカ産の紅茶は一般的にセイロンティーと言われています。ご存知のように正式な国名は、1972年にスリランカ共和国に変更されているのですが、その時には世界的にセイロンティーのブランドが広まっていましたので、スリランカからの要望もあり引き続きセイロンティーとして、流通しています。
  • セイロンティーセイロンティーは、スリランカ産の紅茶のことですが、国名がセイロンからスリランカに変更された時、すでにセイロンティーの名前が普及していたため、スリランカの意向で現在も一般的にはセイロンティーとして流通しています。
    特に、セイロンティーが、世界的に認知されるようになったのは、世界的な紅茶メーカーの創始者であるリプトンが、スリランカで茶園経営をし、安価でイギリスで販売するようになったためです。
    セイロンティーは、標高によって大きく3区分に分けられています。ハイ・グロウンは、1,200m以上~、ミディアム・グロウンは600m~1,200m、ロー・グロウンは、600m以下の地域になります。ヌワラエリア、ディンブラ、ウバ等の著名な産地は、ハイ・グロウンに集中しています。
    それらの特徴は、香りがよく、渋みが強いことにあります。特にウバは、世界の多くの産地の中でも、パンチの強い渋い紅茶として知られています。しかし、イギリス等はミネラル分の強い硬水であり、渋さの成分であるタンニンとミネラルが融合するため、渋さが緩和されます。また、ミルクティーにすることでよりソフトな味わいになります。日本の場合、軟水ですので、渋さが苦手な人はミルクを入れるなど調整した方がよいでしょう。
    日本でも、味の軽く水色が鮮やかなセイロンティーは人気があり、お菓子等にあう紅茶として浸透しています。
  • セカンドフラッシュ紅茶における二番摘みのこと指します。北インドのダージリンとアッサムでは5~6月のシーズンになります。この時期、充分な太陽光に照らされるため、香気、味、水色の優れた高級品ができることで知られています。

た行

  • ダージリン多くの紅茶の中でも、例年茶摘みシーズンになると話題になるダージリン。三大銘茶にも数えられ、紅茶のことを詳しくなくても知っている人は多く、紅茶の代名詞的存在と言えるでしょう。
    他の産地の紅茶と決定的に異なるのは、高級品の中に、マスカテル・フレーバーと言われる、マスカットぶどうのような芳醇な香りが漂うこと。このような香りは、ダージリン特有のものです。なかでも初夏に収穫されるセカンドフラッシュ(二番摘み)には特に強く現れます。
  • 中国紅茶中国はお茶の発祥の地だけあって、多くのお茶の種類があります。日本でも烏龍茶やジャスミンティーなど、多くの中国茶が知られていることと思います。中国ではほとんどの製法により、お茶が作られています。中国には、水色(すいしょく)によって、緑茶、紅茶、黄茶、白茶、黒茶、青茶に分けられています。紅茶はその一つになります。
    紅茶は、19世紀になって、インド等でイギリス紅茶が生産されるまで、中国紅茶が独占していましたが、1887年以降は、インド、スリランカ等のヨーロッパ資本の産地の隆盛で、急速にシェアを失っていきました。
    今では、日本でも中国紅茶はほとんど飲まれていませんが、独特の松煙の匂いのついた滋味のある味は、一部のファンには好まれています。著名な茶葉としては、三大銘茶に数えられるキーマンや、中国紅茶発祥の地で作られるラプサン・スーチョンが知られています。
  • ティーインストラクター日本において紅茶の普及を行っている紅茶業界団体である日本紅茶協会の主催するティーインストラクター資格認定制度で資格を得た者。
    ティーインストラクター認定制度では、1年間にわたり講座と実技を受け、資格試験を受けます。講座内容は、「歴史・文化」「ティーテイスティング」「おいしい紅茶の入れ方」「バリエーション」など全40単位に及ぶ広範囲な内容です。
    資格には3級「ジュニア」、2級「シニア」、1級「マスター」があり、徐々に専門性を増していきます。
    はれてティーインストラクターになると、講座やセミナーを開催したり、企業の催すパーティーで紅茶会を催したり、ホテルや店舗での紅茶のメニューをアドバイスしたり、新しいレシピを提案したり、紅茶の普及活動を積極的に行う機会ができます。
  • ティーカップ&ソーサー紅茶をおいしく飲むためには、いくつかポイントがありますが、 1、香りが広がるもの2、水色が鮮やかに見えるものが特に重要になります。 そのためには、ティーカップの口が広く、浅いものがよいでしょう。
    また、保温性が高いことも大切な条件です。 そのためには、素材はティーポットと同様に陶磁器製が適しています。特に牛の骨を粉にして粘土に混ぜ高温で焼いた「ボーンチャイナ」(骨灰磁器)は、紅茶の水色が明るく見えるだけではなく、軽くて丈夫な上、高級感があり紅茶好きの必須のアイテムになっています。
    さらに、口当たりがよくないとせっかくの紅茶も台無しになりますので、把手が持ちやすく、口当たりがよいかどうか確認しましょう。
  • ティーコージーティ―コージーは、紅茶好きではないと馴染みがないかもしれません。 ティーコージーもまた、淹れたポットの紅茶が冷めないように保温するためのものです。紅茶を飲むおいしい温度は、約70度前後とされていますが、紅茶は2杯は飲みますので、1杯目を飲んでいる間にどうしてもポットの温度が冷めてしまいます。そうすると、2杯目の紅茶はどうしてもまずくなってしまいますので、保温に必要になってくるアイテムなのです。特に戸外で飲むときには必須です。ティーコージーがあれば、30分程度は温度が保つことができます。
  • ティーストレーナー茶がらが落ちてくるのをふせぐ道具ですが、持ち手がついているものや、ティーカップにかけるものがあります。ただし、後者のタイプは、お客様に出すには不向きです。
  • ティースプーン本来は、茶さじのことで、砂糖やミルクなどを混ぜる道具。現在では、サイズも少し大きくなり、茶葉を計るメジャースプーンも兼ねるようになっています。
  • ティーテイスティングティーテイスターやブレンダーが、毎シーズン生産される茶葉の品質を評価するために行います。産地のティーテイスターはティーテイスティングをすることで、品質を評価し、消費地のテイスターはオークションで購入するための価格設定を行います。
    テイスティングは、茶葉を3gごとに小分けにし、専用のカップに入れていきます。さらに、お湯を入れ、5分程度蒸らした後、専用のボウルに入れて、順番にスプーンで味と香りを確かめます。
    正確な味を見分けるには、長期間の修練が必要になり、日本では専門的な技術を持っいるテイスターはごく一部に限られています。
  • ティーバッグ今では、紅茶を飲むのにかかせないティーバッグ。茶葉で淹れた方がおいしいとはわかっていても、淹れる手間と茶殻の処理でどうしても、ティーバッグを使ってしまうという方も多いことでしょう。そのような気持ちは、紅茶が流行した100年前からあるようです。
    ティーバッグの歴史は、1896年にイギリス人のA・V・スミスが、茶葉を計ることと、茶殻を処理する手間をはぶくために、一杯分の茶葉をガーゼの袋に入れて、糸で縛ることにはじまります。
    その後、アメリカ人の茶卸商であるトーマス・サリバンが茶葉の見本を送るコストを下げるのに、絹の小袋に詰めて送るようになります。しかし、勘違いしたお客さんが、そのまま熱湯をかけて飲もうとし、茶が飲みにくいと苦情がきたことから、絹からガーゼに買えたところ好評となったため、1908年ティーバッグとして売り出すようになりました。  その後、ガーゼは無味無臭の紙製に代わり、自動包装機械の誕生により、大量のティーバッグが生産されるようになりました。
    ティーバッグには、短時間で濃く抽出できる小さい茶葉が必要になるため、ブロークンタイプやCTC製法の茶葉も盛んに生産されるようになり、ティーバッグの消費量は、リーフよりはるかに上回るようになりました。
    近年では、無臭のナイロンメッシュに、リーフティーを入れるタイプもあり、多様なティーバッグが作られるようになりました。
  • ティーポット保温性が高いものをティーポットは、保温性が高いことが第一条件です。紅茶の温度について、イギリス人はとかくこだわるそう。温度が低かったり、下がってしまったりすると、どうしても茶葉から抽出できる成分が不完全になってしまいます。 そのためには、ガラスやステンレス、アルミなどは、放熱しやすいので不向きです。 陶磁器製のポットを購入しましょう。 熱対流が起こりやすいものを茶葉がポット内を上下にはねるように動き、まるでジャンプしている様子が理想的な状態と言われ、ジャンピングと称されています。そのような熱対流が起こりやすいポットは、球形でふくらみのある形になります。細長いものや平らなものだと、熱対流が起こりにくいので不向きです。 使いやすいものを毎日使う道具を選ぶなら、使いやすさが一番です。把手が持ちにくかったり、フタが落ちやすいポットは論外です。把手を持つと本体に触れるようなポットだと、火傷をする危険性もあります。購入する際に、実際に持ってみてチェックしましょう。 また、あまり複雑な形ですと、茶殻の処理や洗浄がしにくくなります。できるだけシンプルな形を選んだ方がよいでしょう。洗浄をせずに放っておくと、茶渋が付着していますが、釉薬がポットの内側までついていないと、茶渋がつきやすくなりますので、あわせてチェックしておきましょう。
  • ディンブラディンブラは、日本では知名度はあまりないかもしれませんが、日本人がイメージする紅茶の味に近いと言えます。
    産地は、スリランカの山岳地帯の南西部のハイ・グロウンに当たります。

な行

  • 軟水軟水は、水の成分にカルシウム、マグネシウム分が少ない水を指します。 WHOでは、硬度が60以下の水を軟水としていますが、国によって若干異なります。 日本では軟水が多く、硬水であるイギリス用にブレンドされた紅茶を入れた場合、風味が異なります。したがって、紅茶を選ぶ場合、日本用にブレンドされている紅茶かどうか調べてから購入しましょう。
    軟水の場合、微妙な芳香を楽しむことができますので、特徴的な香りのするダージリンなどの茶葉が向いているといえるでしょう。ただし、軟水の場合、渋みが弱まりませんので、出しすぎに注意しましょう。
  • ニルギリインドの産地の中で、ダージリンやアッサムの次に有名な産地がニルギリ。しかし、日本ではあまり馴染みのない紅茶だと言えるでしょう。
  • ヌワラエリアヌワラエリアは、スリランカの山岳地域の中心地。街の標高が約1,800mあり、ハイ・グロウンにあたります。19世紀にイギリスからの入植者の避暑地として開発された街には、湖、ホテル、ゴルフ場、公園等があり、現在でも観光地として知られています。
  • ネパールネパールは、インドに接したヒマラヤの山岳部にあります。まだまだ生産量は少ないですが、ロケーション、気候ともダージリンに似ており、そのため品質もよく似た傾向を持っています。

は行

  • ハイティー夕食と一緒に楽しむお茶です。香りにくせがなく料理に負けないしっかりとした味のお茶です。
  • ファーストフラッシュ紅茶における一番摘みのことを指します。低温になると紅茶は休眠し、春になると再び芽吹きますので、春摘み茶とも呼ばれています。
  • フレーバードティー茶葉の中には、レモン、アップル、ピーチなど華やかな果実の匂いを漂わせるものがあり、女の人に人気があります。 通常の茶葉に人工的に香りをつけた着香茶をフレーバードティーと言います。甘い匂いつきのフレーバードティーには、茶葉の中に果実のかけらや花びらが入っているものもあり、見た目も華やかで楽しみが増します。人気のあるフレーバードティーは、レッドアップル、キャラメルなどがあります。
  • ブレックファーストティー英国式朝食に会うお茶です。お代りをして充分お楽しみください。濃く出る紅茶でミルクティーで召し上がっていただくのが基本です。
  • ブレンドティーブレンドティーと言うと、異なる産地の茶葉を混ぜて、新たな商品を作るようなイメージがあるのではないでしょうか。もちろん、そのようなブレンドティーもあります。 しかし、厳密に言うと、産地の紅茶として売られている商品のほとんどが、同じ産地の茶葉同士でブレンドされています。
    産地の茶葉の性格を把握してから、各メーカーのブレンド構成を知ると、ブレンドされた意図がわかるようになるでしょう。 様々なメーカーのブレンドティーを飲み比べて、自分にあったブレンドを選んでみましょう。
  • ブロークン・オレンジ・ペコーセミ・オードックス製法で作る紅茶の仕分けの工程で、本来オレンジ・ペコーとして分類される葉が裁断されて細かくなったもの。茶葉のサイズは2~3mm。日本で流通しているリーフティーの中で一番多い形。
  • ブロークン・オレンジ・ペコー・ファニングス茶葉のサイズは1~2mm。BOPよりもひとまわり小さいサイズ。味、水色は濃く、早く浸出します。高級ティーバッグ用として人気。

ま行

や行

ら行

  • ラプサンスーチョンラプサンスーチョンは、中国紅茶の中でも、キーマンに次いで有名な紅茶。松の煙香の強い独特な香りと、さっぱりした味が印象的な紅茶です。
  • ルフナ現地語で南を意味するルフナは、標高600m以下のスリランカでは一番低い産地であるロー・グロウンにあたります。地理的にも一番南部にあり、暖かい気候になっています。スリランカでは、低い産地でアッサム種、高地では中国種が栽培されるため、ルフナでは葉の大きいアッサム種が植えられています。

わ行